◆東日本大震災:若い力「支援に感謝」 宮城の高校生を励ます会、鳴門のNPOが招待 /徳島 ◆

東日本大震災で被災した宮城県の高校生を招いた交流会が18日、鳴門市大麻町桧の市ドイツ館であった。生徒らは、津波に飲み込まれる被災地の様子をビデオで説明するなど地元・鳴門の高校生らに被災体験を報告し、「全国からの支援に感謝しながら、震災の経験を次の世代に伝えていく」と力強く語った。
 交流会は、同市のNPOが被災地の高校生を励まそうと県などの支援を受け開催。宮城県の水産高(石巻市)、石巻好文館高(同)、志津川高(南三陸町)の3校の生徒計17人が、17日から2泊3日の日程で県内を訪れ、同市での観光などを楽しんでいる。
会では、地元の鳴門渦潮高の生徒や保育園児、市民らも参加して交流。被災地の生徒たちによる報告では、石巻好文館高生が、至る所で遺体が見つかり、盗難事件なども起きた震災当時の状況を説明し、「精神的にも身体的にもぎりぎりまで追い込まれていた」などと振り返った。

毎日新聞 8月19日‎
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